住み心地の良い、こだわりの住宅を作る際に気にしたい外構について

家を新しく建てる際や建て替えの際、多くの方は建物の内部のことを重視して、駐車スペースや庭などの外構について、ついつい後回しにしがちです。しかし、住み心地の良さや利便性を考えると、建物内部だけではなく外構についても深く考える必要があります。

せっかく建てたマイホームで「こんなはずじゃなかった…」と思いたくありませんよね。それを防ぐためにはまず、よくある失敗事例を確認することが重要です。

・外構失敗事例3選
1.最も多い「駐車スペース」の失敗
車を持っているご家庭の場合、駐車スペースについては熟考する必要があります。最低限車が入るスペースを、と考えると実際に使う際に狭すぎる場合があります。また、車を複数台所有している場合は、直列駐車ではなく、並列駐車ができるだけのスペースを確保しましょう。直列駐車の場合、奥に停めた車のみを使用したい場合にとても不便です。

また、駐車スペースはなるべく水はけのよい素材にしましょう。コンクリートは一見水はけがよいかと思われますが、コケが繁茂しやすいという欠点があるため、出来る限りタイル素材などにしましょう。

2.防犯性能に直結する「庭」の失敗
庭が、昼は明るく開放的にも関わらず、夜になると妙に薄暗い。それは明かりが足りないためです。玄関周りだけではなく、庭も派手になり過ぎない程度にライトアップをする必要があります。その際重要なのが屋外コンセントの数と位置です。庭のレイアウトから「どこに何が必要か?」ということを熟慮する必要があります。そのためにも「どのような庭にするか」という想定をすることが重要です。

他にも、塀や門扉を設置しなかったために後悔することが多いです。塀や門扉は設置費用が高額になる傾向があるため、予算の関係から削らざるを得ない、ということもあるでしょう。しかし、塀や門扉をつけないと不法侵入が容易くなります。防犯カメラや空き巣防止用の設備などを設置しており、「玄関ドアや窓の侵入防止策は完璧」と考えていても、犯罪者からすると侵入のしやすさは犯罪に及ぶハードルを低くします。

また、塀などがないことによって近所の子どもが敷地内に侵入してくることも考えられます。侵入だけならまだしも、怪我をした場合その責任を負わなければならない可能性もあります。ご近所トラブル防止のためにも、塀や門扉は必須と言えるでしょう。

3.歳をとってから不便に「玄関周り」の失敗
玄関周りの失敗例で多いのが、玄関ドア前の階段です。若いうちは足腰に不安がなく、スムーズに行き来可能でも、歳をとると足が上がらなくなったり、歩幅が小さくなったりして玄関ドア前の階段で転倒し、骨を折ってしまうことがあります。階段ではなくスロープにする、手すりを設置するなどのバリアフリー対応をすることで、歳をとっても安全かつ快適に住み続けることができます。

外構に関するよくある失敗例をご紹介しましたが、いかがでしょうか。しかし、住みやすさばかりを重視して見た目がちぐはぐになったり、デザイン性に納得がいかなかったりするのは本末転倒ですよね。こだわりと住みやすさを両立するためにも、様々な外構を手掛けた外構工事業者に依頼することをおすすめします。こちらのESTINAという業者は、個人宅から商業施設まで幅広く外構工事を行っています。

綺麗に整備されている玄関前ガーデン